研究内容

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脳は、省エネルギー・省スペースにも関わらず、膨大な情報をその場に応じて柔軟に処理・蓄積できる驚くべき情報処理装置である。「適応力 adaptability」「想像力 imagination」「ひらめき inspiration」「直観 intuition 」などの、柔軟でありながら極めて巧妙な情報処理を実現する機構とアルゴリズム(mechanism and algorithm)は,生物が長い時間をかけて進化の過程で獲得してきたものである.本研究ユニットの目的は,この脳の柔軟性を可能にする新たな神経素子 (neural element)を定義し,生物の脳に基づく神経情報処理理論を構築することである.本研究ユニットでは、名古屋大学でモデル小動物を用いて脳神経研究を推進する4名の実験神経研究者experimental neurobiologists(研究代表者 線虫探索学習回路:森 郁恵; ショウジョウバエ聴覚回路:上川内 あづさ; 魚類神経回路:坂内 博子,小橋 常彦)と、革新的なデータ解析法と理論モデルの確立で国際的に高く評価されている若手理論研究者Rex Kerr、さらに国際公募によって採択された世界第一線の研究者による国際的ユニットを形成する。このような精鋭チームが世界に先駆けて「局所ドメイン local domain」を情報処理素子として再定義することで、素子間の情報処理の基本原理を解明することを目指す。本研究の波及効果は脳科学の分野にとどまらず、人工知能、経済活動、政策意思決定、コミュニケーション論や社会学など広い分野への拡張が期待される。本研究ユニット終了後も、恒久的な脳研究世界拠点として、現行の各専門分野に限定されたパラダイムを乗り越え、心理学、芸術、言語学からロボット工学、人工頭脳コンピュータに至る、真に学際的な融合型脳研究拠点として最先端の独創的研究を推進する計画である。

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